関西食文化研究会 設立趣旨
設立趣旨
人間は生きるために食べるのです。
しかし、食べることを楽しむのが、人間らしい生き方です。それが「食文化」を生み出し、生きるためだけでない「目標」を持ったのです。人間は、「目標」を持つと脳が活性化し始めます。考えることが楽しくなり、より「食べる」ことへの興味が湧いてくるというもの。関西は「食べる楽しみ」を満喫してきた地域です。楽しく食べるなら、種々の努力を厭わない。みんなで「おいしい情報」を共有しようという風土を培ってきました。ところが、情報発信の中心がどうしても東京になりがちです。しかし、東京の料理人は常に関西の料理人の動向に注目しているのです。
その歴史と「食文化」に対する強い思いを持った人達が中心となって「関西の食」に対するサポーター大阪ガス株式会社の協力を得て「関西食文化研究会」を立ち上げました。まずは「関西食文化」の資産を知ることです。それは「交流」なのです。京都は都として1200年の歴史を持ち、海外との交流を続けながら独自の文化を創り上げたのです。大阪は「天下の台所」といわれ国内外の食材や知恵が集結した街です。神戸は港町という立地を生かし積極的に西洋の息吹を取り込んできました。奈良・和歌山・滋賀なども同様に独自の「食文化」を育んできたのです。
この「関西食文化研究会」は「交流」を大きな柱として「食」に対してさまざまなアプローチを試みる組織です。といっても、組織を作るために人が集まるのではなく、「関西の食文化」並びに「関西の食」に係わるいろいろな人達が交流することで、関西を活性化することも目標なのです。
目標を持ったところから夢も生まれ、絆も生まれてきます。会といっても会長も存在しなければ委員もいません。当初はコアとなるメンバーがさまざまな提案を繰り返してゆきます。そこから派生する幾つものプロジェクト、グループなどが生まれ、より発展してゆくというのが「関西食文化研究会」の趣旨であり、願いでもあります。一人でも多くの人達の参画を願っています。
コアメンバープロフィール
更新日:2010年04月1日
- 村田 吉弘(むらた よしひろ)
- 1951年京都府生まれ。京の老舗料亭「菊乃井」3代目主人。1976年「菊乃井木屋町店」を開店(1989年「露庵菊乃井」として新築開店)。2004年には東京赤坂へも出店(「ミシュラン東京版2009」では二つ星を獲得)。伝統的な京料理に独創的な料理法や食材を組み合わせるなど新しい料理スタイルにも挑戦し、今や世界的にも注目される料理人のひとり。主な著書に、「京料理から」(柴田書店)、「京料理の福袋」(小学館)、「英文版 菊乃井懐石」等。テレビ、雑誌等のメディアにも数多く出演。日本料理アカデミー理事長、辻調理師専門学校、京都調理師専門学校、服部栄養専門学校の講師を務める。また世界のトップシェフからコラボレーションのリクエストも多い。
- 山口 浩(やまぐち ひろし)
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1960年兵庫県生まれ。「神戸北野ホテル」総支配人・総料理長。神戸マイスターのひとり。三つ星レストラン「ラ・コート・ドール(現「ルレ・ベルナール・ロワゾー」)」の総料理長ベルナール・ロワゾー氏に師事、フランス料理界に新風を巻き起こした『水のフレンチ』を学ぶ。1992年「ラ・コート・ドール神戸」開業にあたり帰国、日本人のシェフを務める。2000年から現職。ホテル開業時に世界一と謳われるロワゾー氏の朝食メニューを提供することを許され、注目を集める。レストランからカフェまで幅広い業態開発の手腕は高く評価され、今や関西だけでなく東京にも店舗を有し、常にフランス料理界に大きな話題を投げかける存在。
- 木下 幸治(きのした こうじ)
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1954年大阪生まれ。辻調グループ校 エコール 辻 大阪・フランス料理主任教授。
1973年辻調理師専門学校を卒業後、同校に入職し後進の指導にあたる。
フランスの伝説のレストラン「ヴィヴァロア」「ロアジス」「ホテルネグレスコ」で研修。「ベルナション」
では本場のフランスショコラも研修。料理を紹介する技術の冴えとユーモアあふれる解説は、テレビ
や雑誌でおなじみ。「料理天国」では18年間レギュラーを務める。近年は、NHK「きょうの料理」に
出演の他、テレビドラマや映画などでの料理監修や制作協力もこなす。
辻調グループ校 http://www.tsujicho.com/
- 門上 武司(かどかみ たけし)
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1952年大阪府生まれ。フードコラムニスト。「スローフードジャパン」副会長。料理雑誌『あまから手帖』の編集顧問を務めるかたわら、食関係の執筆、編集業務を中心に、プロデューサーとして活動。「関西の食ならこの男に聞け」と評判高く、テレビ、雑誌、新聞等のメディアにて発言も多い。主な著書に、『スローフードな宿』(木楽舎)、『京料理、おあがりやす』(廣済堂出版)等。「水野真紀の魔法のレストラン」(毎日放送)ではコメンテーターを務める。国内を旅することも多く、各地の生産者たちとのネットワークも拡がっている。食に携わる生産・流通・サービス・料理人などと消費者をつなぐ役割を果たしている。
あまから手帖 http://www.amakaratecho.jp/
門上武司食研究所 http://www.kadokami.com/